「経営計画書を作成し、実績と比較し、その後の行動計画を修正する。それを繰り返し行う」ことの意義はなんでしょうか?

よく言われることの一つに「企業30年説」というものがあります。これは、「創業から廃業に至る会社の寿命は30年である」というものです。この説は、「ある製品・市場の寿命はだいたい30年が上限であることから、一つの事業しか行なっていない場合には、市場の寿命とともに会社も寿命を迎える」ということと、「創業者が第一線で頑張れる年数はだいたい30年である」といったところからきているようです。

確かに、この考え方は正しいのですが、その前提として、「会社は一つの事業しか行なっていない」、「創業者と同等の能力を持った後継者がいない」といったことが前提となっています。

逆に、「市場が寿命を迎える前に次々と新規事業や新規市場に参入する」、「創業者の持つ経営ノウハウを後継者に伝える」のであれば、100年以上永続する企業を作ることも不可能ではありません。

経営計画を作成する目的は、中期目標を達成するためというのもその理由の一つですが、最終的な目的は、経営者が創業した時に思い描いていた夢・理想を実現するとともに、その理想とそれを実現するための社長の考え、ノウハウ、スキルを会社のDNAとして残し、それが未来永劫続いていくように仕組みとして確立することにあります。

まずは作成することから

大事なことは、最初は簡単なものでいいので計画を立てること、計画を実行すること、実行した結果と計画とを比べて次に活かすことです。詳細な計画を作るのは段階を追って進めていけばいいと思います。

とはいえ、経営計画や実績管理を他人の助けなしに行うのは困難を伴います。当会計事務所では経営計画の作成から予算実績管理、月次会議運営まで、トータルでのサポートを行っておりますので、目標を実現させたいと考えておられる経営者の方、事業をさらに発展させていきたいと考えておられる経営者の方は、当事務所にお気軽にお問い合わせください。